お気に入りのスニーカーも、気付かないうちにソールがすり減ってしまうもの。
でも実は、シューグーを使えば摩耗を予防して長持ちさせることができます。
簡単にできるソールの摩耗対策を知っておけば、修理に出す前に自分で守ることが可能です。
この記事では、シューグーを使ったスニーカーソール摩耗予防法をご紹介します。
スニーカーのソール摩耗はなぜ起こる?
スニーカーのソールが傷んでしまうのは、日常的に避けられないことです。
その原因には「摩耗」と「素材の劣化」の2つがあります。
摩耗の原因
ソールの摩耗は、地面との摩擦によって『すり減り』が生じることで起きます。
摩耗の仕方は、靴のフィット感や歩き方、重心のかけ方などの個人差によって異なります。
特にかかとは、フィット感があっていない場合や「かかと着地」で歩く場合に摩耗が早く進みやすい部位です。
ソールの素材による劣化【加水分解】
ソールは素材によっても劣化の仕方が異なります。
ポリウレタン製のミッドソールは、湿気と反応して加水分解を起こし、割れや崩れが発生しやすい素材です。エアマックス95やエアジョーダンシリーズなど、人気モデルにも多く使われています。
一方、アウトソールはゴム素材が中心で加水分解は起こりにくいですが、経年劣化によって硬化やひび割れが見られることがあります。
👉 実際に加水分解で割れてしまったスニーカーの例がこちらです。

シューグーを使い、スニーカーのソール減り・摩耗をガードする方法

ソールで一番摩耗が早いのは、かかとですよね。ヒールガードやソールガードといった、ソールを保護する商品がありますが、シューグーで簡単に摩耗予防をしましょう。
比較商品によりますが、シューグーでの保護は、コストパフォーマンスも優れています。
ソールのよく減るかかと部にシューグー簡単保護を行っていきます。
施工するのは、そこそこ履いたエアジョーダン1です。
ステップ1|ソールをキレイにする

しっかりと、ソールの汚れを落としましょう。
おすすめの洗剤は、天然素材100%で天然革も安心の”ジェイソンマーク”です。
詳しい使用方法は、下記の記事を参考にしてください。
ステップ2|かかとにシューグーを塗る

正しい、シューグーの手順では
やすりで削る(足付けする)のですが、
過去に、削れたかかとに塗布した場合は、
シューグーが剥がれた事がないので省略してます。
※新品は、洗ったあとに脱脂することをおすすめします。
ステップ3|はみ出しても良いように壁を作る

はみ出したら困るので、
要らないクリアファイルをカットし、
かかとに貼りつけ。
※薄いプラなら何でも良いと思います。
ステップ4|シューグーを適量塗る

シューグーを塗って、ならす。
木のへらは、紙コップ等に
水をはって刺しておきます。
ステップ5|ヘラで均一に広げる

出来るだけ、クリアファイルとの間に
空気が入ったり残ったりしないよう
押し出して伸ばします。
見えないところなので
多少あっても気にしなくていいのですが
しっかり押し付けはしましょう。
剥がれにくくなります。
できたら、少し放置です。
ステップ6|24時間乾燥させる

30分から1時間程度で、完全硬化する前に
カッターを使い、クリアファイルを
ソールとの境目で、切りながら剥がすと
完成です。
履くまでは、24時間の乾燥をさせて下さい。
完成!

ソールの側面にはみ出ないように塗布していますので、履いてしまえば、塗っていることがほとんど気になりません。
厚さによっては、削れていってしまい再塗布が必要ですが、簡単にソールをガードできますので、
ぜひお試し下さい。

ソールの削れが大きく、色をあわせないと目立つ場合は下記の記事を参考にしてください。
専用商品の紹介
ヒールガードという、エアジョーダン1、エアフォース1のソールパターンを模した商品があります。
そちらもおすすめですが、両面テープで貼付けすると剥がれやすいので要注意です。
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