スニーカーのソールを縫い直ししたいけど、
必要な物の名前が判らずに探している人。
こちらの記事を読んで、必要な物を購入しましょう。
ちなみに、アッパーとソールを縫うことを
”オパンケ縫い”と言うそうです。
※オンパケではない
エアジョーダン1や、エアフォース1の加水分解したミッドソール・エアーユニットを
EVAスポンジに変えれば、また履けるようになりますよ〜。
オパンケ縫いするために必要なもの
・ステッチャー:革細工で使う道具
※針だけの購入も可能。参考:スピーディステッチャー針 交換用 太 8S
・エスコード:革細工で使う糸
※スニーカーの場合:上糸(外側)=太、下糸(内側)=中
ですが、下糸も太で良いです。
針も、糸も、”太”と覚えておいて下さい。
縫う前にやっておきたいこと
麻で出来た、エスコードは、蝋引き処理をして毛羽立ちを抑えましょう。
縫い付け時に糸のほつれが抑制され、汚れが付きにくくなるので、行うことをおすすめします。
100gだと全然余ります…。
蝋引きすると、違いますね。
下が蝋引き後です。
縫い方
いわゆる、ミシン縫いです。
外から刺したステッチャーの上糸に下糸をくぐらせ、ステッチャーを抜く。
※縫い方の画像解説を追加しました。詳しくは次項を確認下さい。
・差し込んだ針を少し引くと、糸が残り輪が出来るので、そこに下糸を通す。
※土踏まずの見える場所からスタートし感覚をつかむ。
・1針1針、針を抜いたら、下糸を抑えた状態で上糸をぎゅっと引く。
※糸のたるみ、張りを均一に。
・つま先の方は、上糸をフックなどで見えるところまで引き出して、下糸を通す。
※手感覚だけでは、事故のもと。
つま先の方は、慣れが必要ですが、上糸に下糸をくぐらせるだけの作業なので、わりと簡単で単調です。 が、逆に苦痛…。
上糸と下糸をぐっと引っ張る感覚は、ちょっと、職人さんの気持ちになります。
間違えて、小 4S の針を購入。
ぎり、エスコードが通ります。
こっちが適正。針のみ購入する際はご注意。
オパンケ縫いの画像解説
練習用エアフォースワンのソールで解説します。
1.外糸を、靴の内側に残します。(1針目)
2.糸を入れた隣の穴に刺します。(下の画像:2針目)
3.針を引いて、1針目側に糸を余らせ輪を作る
4.できた輪に、内糸を通します。
5.針を引いて抜く。このとき、外糸と内糸の端部(画像左側)は押さえて、抜けないようにします。
6.隣の穴に針を刺し、輪を作り、糸を通す。(3針目ですが2針目以降、繰り返しです。)
7.外糸と内糸を適度に引っ張り、たるみなく縫っていきます。
ポイント:内糸は、真っすぐ。靴の外側から見えないが、たるみなく。
ポイント:外糸を引くとき、内糸を外側へ引っ張りださない程度に引き締める。
まとめ
古いスニーカーを持っていて、ソールスワップや、エアーユニット交換を検討されている方。
オパンケ縫いに挑戦してみて下さい!
エアーユニットを、EVAに変えた記事は下のリンクから飛んでください。
余った、蜜蝋はシューレースにも使いましょう。
ソールの接着剤は、サムライセメントがおすすめ。
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