スニーカーの色に飽きてきたので、染料を使ったカスタムに挑戦しました。
自分の好みにカスタムできるのでオススメ。
初めてのカスタムは、色ムラ覚悟で実施しましょう!
実施する際は、下地処理をしっかり行い、根気よく染めましょう。
必要な材料
1.マスキングテープ(粘着力優先)
2.ローパススピラン(皮革用のアルコール染料)
3.変性アルコール(アルコール用薄め液)
4.艶消レザーフィックス (仕上げ剤)
5.塗装用筆
マストで必要なのは、”レザーダイ”と”筆”です。
レザーダイには、種類があるので好みで選びましょう。
・アルコール系
色に深みが出やすい。堅牢度(色あせ)が水溶性より高い。
乾燥が早く、ムラができやすい。
・水溶性
手軽に使えるので使いやすい。薄め液不要。
混色は、基本出来ない。
主な染料の商品名と薄め液
商品名 | 薄め液 |
ローパス スピラン | アルコール系 |
ローパス バチック | 水溶性 |
クラフト染料 | 水溶性 |
WA染料 | 水・アルコール両用 |
プロダイ | アルコール系 |
手順
1.スニーカーの選定と素材確認
今回カスタムするのは、”ダンク”です。
染色に使うスニーカーの素材を確認しておきましょう。
※NIKE国内製品であれば、”黒タグ”で確認できます。
商品タグを見ると、”天然皮革”+”合成繊維”のため、アッパーが革であることがわかります。
2.スニーカーのマスキング
色を付けたくない部分にマスキングします。
※プラモデル用の曲線用マスキングテープは上手く張り付かなくて使いませんでした。
3.スニーカーの脱脂
スニーカーをよくクリーニングして汚れを落としましょう。
汚れていると染料の浸透が不均等になります。
※溶剤は、アセトンリムーバーなどをおすすめしますが、
今回は、ホームセンターで売っているパーツクリーナで代用。
4.レザーダイを塗る
薄めた方が、ムラにならないとあったので…
薄めて染色開始!
1回目はこんな感じ。重ねていきます。
3回くらい重ねました。アルコールが揮発するので、だんだんと液が濃くなります。
結局、せっかちな性格が出て、原液塗りで進めました。
5.革の染色完成
レザーダイでの染色後は、しばらくすると色が薄くなるので、濃いくらいに染めましょう。
6.履き口とシュータンの染色
合成繊維が、染料で染まるかお試し。
いけそう。
7.艶消レザーフィックスの塗布 (透明フィニッシュ)
革を保護するために、レザーフィックスを塗ります。これにより、染料の色が長持ちします。
※ツヤありの商品もあります。
塗った直後はツヤがありますが、しばらくするとなくなります。
ツヤ消しでも、半ツヤくらいに見えます。
完成!
これであなただけのオリジナルなスニーカーが完成しました!他にはない個性的な一足で、周りと差をつけてみてください♪
仕上がり詳細
仕上がりが、いまいちだったところを説明します。
・トゥボックス
遠くで見ると判らないですが、近づいてみるとムラになってます。
黒で練習してから、他の色に挑戦した方が良かったかも。
・ヒール周り
革の重なりの奥や、型押し凹部の下地処理が出来てなくて染料がしみ込まず…。
やり過ぎくらいの洗浄と脱脂をした方が良いです。
革の事を考えると控えめになってしまいますが、あとからオイルケアすれば大丈夫です。
最後に
染料を扱う際は、手袋や作業エプロンを着用し、十分な換気を心掛けましょう。また、スニーカーの素材によっては染料が上手く浸透しない場合がありますので、事前に試し染めを行うことをおすすめします。
自分だけのカスタムスニーカーでおしゃれを楽しんでくださいね!それでは、素敵なスニーカーライフをお過ごしください!
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